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羽毛布団の打ち直しってどうすればいいの?

季節

 

布団の打ち直しって?

最近では聞く事が少なくなってきました。

綿の敷き布団が日本では一番主流ですが、長年使用していると綿の弾力性が失われ、潰れて堅くなってきます。

また、湿気で布団が重くなったり、ダニやゴミが溜まっていたりもします。

布団を打ち直す事によって布団のフカフカ感がもどります。

またダニやゴミを除去できるのです。

では羽毛布団は打ち直しが出来るのでしょうか?

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羽毛布団の寿命ってどのくらいだろう?

羽毛布団は現在では一般的ですが、初めて登場した時は「高級品は一生もの」というキャッチコピーが存在していました。

基本的には物には何でも寿命はついて回ります。

一生ものは手入れをすればと付けくわえた方が正解です。

 

羽毛布団の寿命の目安

①膨らみが減った

吸湿作用と放出作用が優れているので、干す事で膨らみは回復しています。

しかし、人間が直接触る事による皮脂などの汚れなどが蓄積されていくと、中のダウンに汚れが付着してダメージを受けると、干しても元に戻らなくなっていきます。

購入した時の2/3くらいの高さになったら寿命です。

 

②羽毛布団が重い!?

軽さが売りの羽毛布団ですが、長年使い使い続けていると、皮脂や汗などの汚れで放出性が失われ重く感じる等になります。

 

③保温性がない!?

空気層が出来る事で保温力を保っているのが羽毛布団ですが、冬場に羽毛布団をかけているのに寒いと感じることがあると思います。

中の羽毛がダメージを負っている事が考えられクリーニングに出しても膨らみや保温力が無ければ寿命となります。

 

④布団カバーの中に羽毛が頻繁にある

羽毛布団の側生地は羽毛が飛び出てこないように加工されていますが、経年劣化によって生地が薄くなっていたり、キルティングがほつれている等の症状があれば寿命と考えた方が良いです。

 

 

 

羽毛布団の打ち直しってどういうこと?

布団の打ち直し?布団を叩いて叩いて叩いて折れ曲がった根性を直してやる~!!的な事なんでしょうか?

答えはもちろん間違いです(笑)

これはいわゆる根性論ですから全く違う話です。

打ち直すとはどんな事なのでしょう?

 

布団を打ち直す

①羽毛布団を解体します。

②中に入っている羽毛を取り出し、ゴミを取り除きます。

③羽毛だけを羽毛の専用洗剤を使用して温水で洗います。

④乾燥後、新しい側生地に洗濯した羽毛を充填します。

⑤完成

 

あれ!?これってまさか!?リサイクル!?

そうです、布団の打ち直しは日本古来のリサイクルなのです。

昔は綿布団が高価だったために寿命を迎えた布団を打ち直して再生利用していたのです。

その技術を発展させたのが羽毛布団打ち直し~♪と言う訳です!

 

 

 

羽毛布団の打ち直しに掛かる日数や料金は?

布団の打ち直しの工程を分かってもらえた所で、羽毛布団の打ち直しかかる日数や金額がかなり気になる所ですよね。

 

羽毛布団の打ち直しにかかる日数

注文してから約2週間前後 と考えていた方がいいでしょう。

 

布団の打ち直しにかかる費用

シングル(追加した羽毛200g)26000円 

ダブル(追加した羽毛300g) 37000円

 

結構いい値段がしますが、これで新品に近いものであれば納得の金額だとは思われます。

安い羽毛布団が出回ってしますが、中のダウンがアヒル又ガチョウの羽根で造られていますが、安ければ安いほどアヒルの羽を使っています。

長く愛用するためには、打ち直しが出来る物を選択しましょう。

 

 

 

羽毛布団を打ち直しするメリットは?

今は使い捨てと呼ばれる時代です。

羽毛布団も当然寿命がきてしまえばゴミ箱にポイっ!です。

そんなデカイゴミ箱はないと思いますけどね・・・中にはこの様な考え方の人も大勢います。

 

①地球環境に優しい

ゴミの問題はECOと言われていながらも増え続けています。

地球環境を良くするにはゴミを減らす事です。

打ち直しは布団のリサイクルですから、基本的には必要以上のゴミが出ないと言う事になります

 

②経済的

アヒルやガチョウの食用肉の高騰で羽毛も高値になっています。

それに加えて動物愛護団体からの圧力もあって羽毛が高騰しています。

そうなると今まで使っていたサイズの羽毛布団を購入しても品質の方が悪くなっている場合が多いです。

だったら布団を打ち直してリメイクして新品に近い状態にするのもありです。

まして新品を購入するより、はるかに安いケースもあったりします。

 

 

 

まとめ

羽毛布団の打ち直しについて紹介しました。

日本古来からの伝統がリサイクルだったとは驚きです。

理にかなってはいることだと思います。

寿命が来たから破棄する、壊れたから破棄すると言うのは人の心の問題ですから、こうしろ!とはいえません。

確かに修理が難しいと思ったらプロの判断を聞いた方が良いです。

断舎利なんて言葉を多く耳にしますが、時には必要な行為かもしれませんが、直せば使えるものまで、捨てる必要性はないと感じます。

 

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