川越祭りといえば山車やたくさんの山車による曳っかわせが有名でしょうか。
そこで、川越祭りに使用される山車や曳っかわせについて知っておくとより楽しめる情報を紹介したいと思います。
川越祭りの山車ってどのくらいの数が出るの?
川越祭りに使用される山車はどのくらいの数が出てくるのでしょうか。
毎年15本前後が曳きまわされています。
山車を出さない年を「陰祭(かげまつり)」と称している町もありますが、川越祭り自体には陰祭はないので、毎年必ず山車を見ることはできますよ。
ちなみに山車を出さない年の町は会所という各町会が設ける神酒所のみ設営しています。
過去には「市制施行90周年 」などの記念のときには29本の山車が参加したこともあるそうですよ。
川越祭りの山車の大きさ、高さ、値段などは?
近くで見るととても迫力のある山車ですが、実際はどのくらいの大きさになるのか気になりますよね。
ここで山車の平均的な大きさについて説明します。
【高さ】
人形…約1m90cm
山車…約6m30cm
合計総丈…約8m~
【長さ】
轅(ながえ)…約4m40cm
回り舞台部分…約3m20cm
【幅】
唐破風…約3m10cm
囃子台部分…約2m20cm
【重量】
一般的な山車で5~6t
となっています。
ちなみに山車の値段は公表されていませんが、かなり高額であることは確かなのではないでしょうか。
川越祭りは昼と夜で様相が違う?
川越祭りは昼と夜では少し様相が変わります。
昼は明るい場所で見ることができるので山車の彫刻や人形、幕に施されている刺繍など細部をしっかりと見ることができます。
また、手古舞姿の小江戸小町や山車を自在に操る鳶や曳き手の人々を楽しむことができます。
まつり囃子の演奏もあり、お祭りの雰囲気をしっかりと楽しむことができますよ。
夜には山車の雰囲気も変わります。
昼にはなかった提灯を付けた山車が市街地を曳きまわります。
そして祭りの一番の盛り上がりどころ「曳っかわせ」が行われます。
囃子演舞と曳き手がもつ提灯がなんとも幻想的な雰囲気を醸し出します。
このように川越祭りは昼と夜では違った雰囲気を楽しむことができるお祭りなんですよ。
川越祭りはひっかわせが見どころ!!
川越祭りといえば「曳っかわせ」が見どころとなります。
曳っかわせとは山車と山車が道ですれ違う時に向き合うことで、場合によっては交差点で何本もの山車が揃うこともあります。
向かい合った山車同士はお互い囃子を競うように鳴らします。
夜の曳っかわせは川越祭りで最も盛り上がるところなので、ぜひとも見たいところですね。
川越祭りのひっかわせの勝ち負けはどうやって決まる?
曳っかわせでは向かい合って囃子を競うように鳴らしますが勝敗はあるのでしょうか。
「相手の囃子につられてしまったほうが道をゆずる」というようなことを書いている文献も一部あるそうですが、実際のところ曳っかわせに勝ち負けはありません。
競うように盛り上がりますが、もともとは山車のご神体に降りた神様に囃子を奉納しているので勝負事ではないということはわかりますね。
よって、勝敗は気にせず囃子を楽しめばよいのではないでしょうか。
まとめ
曳っかわせや山車について詳しく知っておくとより川越祭りを楽しむことができるのではないでしょうか。
また、曳っかわせ以外にも昼の祭りや街並み、屋台など見どころはたくさんありますので、せっかく行くなら夜だけとはいわず一日川越祭りを堪能してみたいものですね。