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お歳暮の由来と意味って何?意外と知らないから知っておこう!

季節

 

師走にむけ、街のデパートや専門店はお歳暮コーナーが賑わっています。

会社の上司やお世話になった先生・友人など、今年のお歳暮の準備は整いましたか?

しかし、毎年恒例のこのお歳暮、一体いつから始まったんでしょうか?

正確な贈る時期は?そもそも「お歳暮」の意味は?

今回はお歳暮についてのイロイロをまとめました。

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そもそもお歳暮ってどんな行事なの?

お歳暮という言葉は、もともとは「年の暮れ」「年末(歳暮=せいぼ)」という意味を表わす言葉でした。

その年お世話になった人に、お礼の意味で贈り物をする習慣で、内容は食品・酒などの飲料・雑貨や生活用品など多岐にわたります。

学生の方だとあまり贈ることもないので馴染みは薄いかもしれませんが、社会人の方には上司や得意先に贈る年末の大事な習慣です。

12月中旬から20日頃までに贈ることが一般的で、それより早かったり遅かったりすると逆に失礼にあたります。

お歳暮は3000円から5000円の品を贈ることが一般的ですが、厳密に決まっているわけではなく、この金額よりも低かったり高かったりしても、相手が喜ぶものであれば良いとされています。

日本ではお歳暮はお中元などと同様、年末の習慣として一般的に浸透しており、11月頃になるとデパートなどの専門店では金額ごとのセットでお歳暮を売り出している光景がよく見られます。

お歳暮の習慣は後述の由来から、世界でも日本だけの文化で、他の国では見られない独特の習慣となっています。

 

 

 

お歳暮ってどこで始まったか起源や風習を知っていますか?

諸説ありますが、起源は古代中国と言われています。

正月にやってくる神様や先祖の霊をまつる行事に多くのお供え物が用意され、行事の後にそのお供え物を分け合っていたという風習がお歳暮の起源と言われています。

中国の祭りの風習がいつしか日本に伝わり、独自の発展をしていきました。

日本では、江戸時代に武士同士の組合があり、その組合の頭(かしら)に贈り物をしていた習慣や、盆と暮れに決済をしていた当時の商人たちの習慣があり、それらが中国の祭りの習慣とあわさって現在のお歳暮の形になっていったそうです。

昔は、新年に先祖の霊を迎えるために必要な供物を、嫁いだり分家した人が、
本家や親元に贈りものを持って行く風習がありました。

その後、毎年、年の暮れになると、日ごろお世話になっている方に感謝の気持ちを込めて、贈り物を直接、持参して渡してまわる歳暮回り(せいぼまわり)という習慣が出来ました。

やがて、贈答品そのものを「お歳暮」と呼ぶようになりました。

これがお歳暮の起源と由来といわれています。

現在の日本では前述のとおり12月中旬から20日までに贈るものとなっていますが、もともとは正月祭りの関係で12月31日の大晦日に贈るものだったのです。

北海道などではお歳暮に新巻鮭を贈ることがありますが、これは季節ものであるとともに、この中国のお祭りの「お供え物」の名残りとも言われています。

 

 

 

現代の「お歳暮」はどのように変化してるのでしょうか?

一昔前であれば、会社の上司や恩師に贈るため、デパートのコーナーで手配していたお歳暮も、近年はいろいろな変化が起こっているそうです。

まず、送る相手は上司や恩師よりも親などに贈る人が増え、さらに一年間頑張ったという意味で自分に贈る人も増えてきています。

また、送る相手がいないのでという理由で全く贈らないという人も残念ながら増えています。

次に、どこで購入しているか。

購入店舗は以前と変わらずデパートや大手スーパーの店頭という人が多く、実際にモノを見て買うスタイルが一般的ですが、最近はデパートや大手スーパーもネット販売を行っており、ネットで購入する人も増えてきています。

店頭で実物を確認し、家でリラックスしながらネットで購入するというスタイルが定着してきているようです。

 

 

 

まとめ

贈ってもらった相手に喜んでもらえ、贈った本人も今年一年お世話になった気持ちを伝えるのにお歳暮はおすすめです。

今まであまりお歳暮を贈っていなかった人や、今年から社会人という人も、大人のマナーとして、今年はお歳暮を贈ってみてはいかがですか?

 

 

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