12月25日クリスマス。
皆さんはクリスマスというと何を想像するでしょうか?
サンタ、イルミネーション、プレゼント、それともデートでしょうか?
人によってそれぞれありますが、実は多くの日本人がクリスマスを勘違いしている?
恋人と過ごすなんてクリスマスじゃない?
そんなわけでクリスマスについて調査してみました。
クリスマスとは?
クリスマスとは12月25日キリスト教でイエス・キリストの誕生を祝う日です。
一般的にクリスマスには友人同士がクリスマスカードを贈りあい、子どもたちはサンタクロースからのプレゼントをもらうことを楽しみに待ち、ツリーを飾り、七面鳥を焼く、そんなイメージだと思います。
イギリスやアメリカなどでは23日に飾り付けをし、24日はクリスマス・イブとして夜を祝いますが、カトリックの影響の強いイタリア・フランス・スペインなどの国では12月25日に始まり1月6日に終わる、北欧のクリスマスは「ユール」という、サンタクロースの役割や呼び名がイタリア・ドイツの一部で違うなど、世界各地で様々な風習があり、多少の違いがあります。
現代の日本ではイギリス流のクリスマスがアメリカ文化と合わさったものがが主流となっています。
余談ですが、ブラジルは南半球のため12月25日は真夏となります。
しかしカトリックの国なのでちゃんとクリスマスは祝います。
炎天下のサンタクロースは半ズボンなどではなく、ちゃんと正装しており、非常に大変だそうです。(友人談)
クリスマスの由来と起源
前述のとおり、クリスマスとは約2000年前のベツレヘムの馬小屋で誕生したことを祝う「キリストの降誕祭」です。
イエス・キリストの誕生日に関する記録は残っていないため、正確な日付けはわかっていませんが、一説によるとイエス・キリストの誕生日は実際には10月頃で、4世紀頃にローマに布教する際、太陽神の誕生日を祝う祭日、12月25日に合わせることで異教徒との軋轢を生まないようにし、キリスト教への改宗を容易にさせていったという説があります。
このローマの祭日ではパーティをしたりプレゼントを贈り合う習慣があり、それが今日のクリスマスにつながっているともいわれています。
またその頃のローマでは冬至に収穫への感謝と大地の再生を願い、常緑樹を飾っており、常緑樹であるモミの木がツリーとして使われることはこの事が起源といわれています。
そして6世紀以降、北ヨーロッパに住むゲルマン人やケルト人への布教が進むうち、彼らの冬至祭とクリスマスの習慣が合わさって現在のクリスマスが出来上がっていったといわれています。
クリスマスの意味
クリスマスとはイエス・キリストの生誕を祝う行事、語源がラテン語「クリストゥス・ミサ」の略で、Christ(キリスト)+mas(礼拝)を意味します。語源のとおり、クリスマスはキリストをお祈りするというところからきています。
無宗教の人が多い日本ではあまり馴染みがありませんが、キリスト教徒にとってクリスマスは教会で行われるミサでイエス・キリストの生誕を祈るというとても大事な日であり、お祭りではなく神聖な日なのです。
また、欧米などキリスト教文化の国々ではクリスマスは家族で過ごす日という認識で、日本のように恋人と過ごす日という認識ではありません。
まとめ
日本では行事の意味についてあまり考えることがなく、お祭り的な感じで過ごすクリスマス。
一体何を祝うのか、どんな意味があるのか知らない人も多かったかと思います。
キリスト教徒でなくとも教会のミサには参加可能ですので、今年のクリスマスはご家族で参加し、神聖な気持ちで過ごすというのはいかがでしょうか?