先回はなぜ夏バテになるのか、夏バテの症状と対策について考えました。
今回は、夏バテになったときに有効な食事について調べてみました。
先回も書きましたが、栄養価の高い食品を食べることが大切です。
玄米、豚肉、ウナギ、レバー、イワシ、ブリ、サバ、豆類、ネギ、カボチャ、山芋、ショウガ、
キムチ、梅干しなど、良質なタンパク質、高エネルギー、高ビタミンの食材を食べましょう。
メニューとしては、例えば豚しゃぶとか、豚にらとか、豆腐の肉あんかけといったものです。
カレーや酢の物も食欲を刺激するのに良い食事です。
では、ここで簡単にできる夏バテに効果的なメニューを紹介したいと思います。
納豆うどん
材料1人分
- うどん:1玉
- 納豆:1パック
- オクラ:2本
- なめこ:半パック
- 大根:150g
- 梅干し:1個
- 万能ねぎ:少々
- 海苔:少々
- つゆ:500㏄
では作り方を見てみましょう。
- 大根をおろします。
- 万能ねぎ、オクラ、梅干しを細かく刻みます。
- なめこをさっと茹でます。
- 納豆、オクラ、梅干しをよく混ぜます。
- 麺を茹でて、その後、氷水につけます。
- 麺をざるに移してよく水を切り、うつわに盛り付けてつゆをかけます。
- 最後に、麺の上に大根おろし、野菜、納豆、ネギ、海苔をトッピングして出来上がりです。
納豆うどんは納豆にビタミンB1、鉄分、カルシウムが含まれています。
また、オクラにはβカロチンやビタミンC、ミネラルが含まれています。
暑くても、あっさりしていて、栄養豊富で非常に食べやすい食事となっています。
豚バラとろろ丼
次に紹介するのは、豚バラとろろ丼です。
材料1人分
ご飯:お茶碗1杯分(お好みで増減できます)
豚ばら肉:5枚くらい
しょう油:大さじ1※
みりん:大さじ1※
お酒:大さじ1※
長芋とろろ:すりおろしたものレンゲ2杯分程度(お好みで増減できます)
卵:1個
わさび:少々
ネギ:少々
作り方
- フライパンで豚ばら肉を炒めます。
- 肉に火が通ったら、※印の調味料をフライパンに加えます。
- どんぶりにご飯を盛り、その上にとろろをかけます。
- とろろの上に豚ばら肉を盛り、卵をかけ、
ネギのみじん切りとわさびをトッピングして完成です。
土用の丑の日について
ウナギの蒲焼きも夏バテに効果的な食事です。
ウナギはビタミンB1、B2、B6を多く含んでおり、疲労回復を助けてくれます。
また、ビタミンAを含んでおり免疫力アップに効果的です。
土用の丑の日はどのように始まったのでしょうか?
時代は江戸時代にまで遡ります。
あるウナギ屋の亭主があまりにもウナギが売れなくて困っていたそうです。
そこで、亭主は平賀源内に相談しました。
源内は「本日、丑の日!」と書いてお店の軒先に貼るように勧めました。
それからというものお店が繁盛したとのことです。
この、平賀源内さんの説が土用の丑の日の元とされています。
どうしても食欲がなくて食事が食べられないとき
どんな食事が夏バテに効果的かということを考えることができました。
でも、ひょっとすると、食べたくても食べられないというときもあるでしょう。
そのような時は一時的でも市販のビタミン剤や栄養ドリンクを活用できるでしょう。
疲労やだるさがひどいときにはビタミンB1、B6、B12を摂取するようにしてください。
クエン酸も効果的です。
どうしても力が湧いてこないときにはお医者さんに頼りましょう。
点滴やビタミン剤を処方してくれるでしょう。
まとめ
夏バテにならないようにするため、日ごろから良い食習慣を身につけましょう。
栄養豊かな食事をしていれば夏バテに強い体をつくることができます。
ビタミン剤や栄養ドリンクに頼るのも一時的にはいいかもしれませんが、
やはり、天然の素材をたくさん食べたほうがいいです。
ですから、良い食習慣を心がけ身体を大事にしましょう。