衣替えをしようと、秋冬物の衣類が入ったケースを押し入れやクローゼットから出して、蓋をあけた瞬間「ギャー!!!!」って事はないでしょうか?
衣類ケースの中にカビがビッチリ敷き詰められていることは経験ありませんか?
ここまでひどくは無いけれど、カビが生えていると言う事は、高温多湿の日本ではありえない話ではありません。
では、このカビはどこからやってきたのでしょう?
どうしたらカビを防げるのでしょう?
カビはそもそもなぜ発生するんだろう?そこから防ぐポイントを見つける!
カビは生き物であると言う事を認識しましょう!
カビも一応は菌類ですから生きています。
生きているからこそ、増えたり減ったりもします。
カビは胞子を飛ばして繁殖するのですが、カビの胞子は目では確認することが出来ないほど小さいのです。
と言う事は、カビの胞子は空気中いたるところを漂っている事になります。
この胞子は何にでも付く性質があるので、付いた先が適温・適度な湿度・食べ物があればそこに、根を張っていきます。
これが成長していくにつれて胞子の入った袋が出来ます。
この袋が目に見えるくらいになってものがいわゆる「カビ」と言われるものです。
ですから、カビは防ぐポイントを見つけなければ増加の一途をたどって行きます。
カビを周りから防ぐ方法は、湿気と食べ物を乗り除く事が大事です。
カビは温度・湿度・食べ物が無いと成立しないので、温度はどうしようも有りませんが、湿度・食べ物を除去すればカビの発生を防ぐことが出来ます。
まずは収納場所を清潔にしましょう!
衣替えをする時に注意しなければならないのが、収納ケースの汚れと押し入れやクローゼットの中の汚れです。
カビの食べ物は「ホコリ」ですから、衣類をしまうケースの中や押し入れやクローゼットからホコリを除去することが、「カビを発生させない!」事になります。
衣替えを行う前には必ず、押し入れやクローゼットを清潔に保つように掃除をしてほこりを取り除いてください。
押し入れ内も綺麗になりますし、カビも生えない様になりますので、衣替えの出し入れの時には必ず掃除をしておきましょう。
カビを抑えるには収納の前にあり!
先ほど書いた通り、カビのエサになるのは「ホコリ」ですから、このホコリを押し入れやクローゼットから除去することが、第一段階です。
ここでホコリを残す事になるとカビの発生を抑えることが出来なくなります。
衣替えの衣装ケースを押し入れやクローゼットの中に入れる前にホコリを取り除いていれば、ある程度のカビの発生は防ぐことが可能になります。
また、衣類の汚れもカビの発生原因になります。
衣替えを行う前に、汚れている衣服はそのまま収納しないで、洗濯やクリーニングに出す事が大事になります。
汚れているとそこに虫が付いたりカビが発生する原因ですからきっちり洗濯することが、カビの発生を防ぐ事になります。
十分な乾燥と湿気対策が必要
カビの発生原因である食べ物「ホコリ」や「汚れ」を取り除いただけではパーフェクトではありません。
カビが発生する要素には温度と湿気もある事を忘れてはなりません。
カビの活動が活発化する温度と湿度
温度・・・カビが活発化する温度は20℃~30℃と言われています。
一番活発化するのは25℃前後です。
またカビは30℃を超えると活動が少なくなり36℃を超えると活動を停止します。
25℃前後の季節と言うと衣替えを行うシーズン前辺りが一番繁殖し易い気温となります。
湿度・・・誰もが思うカビの発生し易い湿度は高かければ高いほどと思うかもしれません。
が実はカビの活動が活発化するのが湿度80%前後なのです。
おや?もっと高いのかと思っていた方も多いでしょうか?
90%台から活発化するカビの種類も有りますが、大半は80%前後です。
カビが活発に活動する温度と湿度さえ解ってしまえば対策を講じることが容易になります。
押し入れやクローゼットの中の温度と湿度管理をきっちりすれば大丈夫と言う事です。
カビ対策
①押し入れやクローゼットの中に温度計と湿度計が両方付いている物を設置。
②押し入れの床面にはスノコを引く事で空気の通り道を作る
③除湿剤を置く
④月に2~3度は押し入れやクローゼットの中の換気を行う。
④の換気については天気がいい日に行うのが一番良いとされています。
押し入れやクローゼットだけではなく部屋全体の換気を行う事で更なる効果も期待できます。
防虫剤などは使った方がいいのか?正しい使い方は?
衣替えをした衣類をしまう時にカビが生えないようにする対策は、除湿と温度とホコリの除去でしたが、防虫剤を使った方がより効果的なのでしょうか?
除湿剤と防虫剤がと消臭剤が混ざっている商品も有りますが、基本的にカビだけの発生を抑えるのであれば防虫剤は必要ないでしょう。
衣類によっては温度・湿度・ホコリなどを管理しても、衣類を食い荒らす虫には効果はありません。
そうなると防虫剤の出番となります。
防虫剤の正しい使い方
①衣類ケースに使用する場合
衣類をケースに詰め過ぎては防虫効果も減ります。
また湿度を管理が出来なくなります。
ケースには詰め過ぎない程度に衣類をいれて防虫剤は上に置きましょう。
②有臭タイプを使用する場合
有臭タイプの防虫剤は必ず同じ物を使うようにしましょう。
違う臭いの物を使用すると成分の違う為と違う成分同士が化学変化を起こす可能性が考えうるからです。
まとめ
カビの発生を防ぐ方法について紹介しました。
日本の気候から考えてやはりカビの発生は確実に起こりうる事です。
毎日の掃除も大事なのですが、それだけではカビの発生を抑えることはできません。
除湿管理や気温の管理も必要と言う事です。
うまく除湿剤と換気をすることでカビの抑制になりますので、めんどくさがらずに換気と除湿剤の使用をしてください。