みなさん、『十三夜』とは何でしょうか?
十三夜とは陰暦の13日の夜です。
特に、陰暦9月13日の夜で、十五夜の次に美しいとされています。
それでは、2015年の9月十三夜はいつでしょうか?
それは、10月25日(日)です。
それでは、十三夜について詳しく見て参りましょう。
十五夜との違いについて
八月の十五夜はみなさんもご存知の通り中秋の名月と呼ばれています。
簡単に、十五夜を振り返ってみましょう。
中秋とは秋の中日で旧暦の8月15日のみを指します。
2015年に関しては9月27日です。
八月の十五夜に対して九月の十三夜は「後の月」と、呼ばれたりします。
また、十五夜は中国などでも祝われますが、十三夜は日本独自の風習です。
十三夜には枝豆、大豆、栗が供えられることから、「豆名月」とか「栗名月」と呼ばれたりします。
十三夜では十五夜と同様にすすきが飾られます。
そして、ススキを含む、秋の七草も飾られます。
団子の数は13個で大豆や栗を中心に秋の農作物や果物が供えられます。
ちなみに、秋の七草とは、萩、ききょう、葛、撫子、尾花(すすき)、女郎花(おみなえし)藤袴です。
秋の七草について少し説明したいと思います。
どこから秋の七草は来ているのでしょうか?
それは、山上憶良が読んだ二首を由来にしています。
秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花
萩の花 尾花葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなえし) また藤袴朝貌の花
この二首を由来としています。
最後の「朝貌の花」に関してですが、朝顔や木槿(むくげ)、ききょう、昼顔などの諸説がありますが、有力なのはききょうです。
十三夜について
十三夜は十五夜と違って少し月が欠けています。
しかし、兼好法師はその昔、「八月十五日・九月十三日は婁宿(ろうしゅく)なり。この宿、清明なる故に、月を翫ぶに良夜とす」と述べて、旧暦の八月十五日と九月十三日は月を眺めるのに良いとしています。
しかし、少し欠けているのにどうして眺めるのに良いのでしょうか?
不思議ですね。
それは、日本には少し足りないものを良しとする傾向があるからです。
「不足の美」とか「未完成の美」と言われるように満月より少し欠けている十三夜の月も美しいとされているのです。
その他の点として、片見月は演技が悪いとされていました。
片見月とは十五夜を見て十三夜は見ないということです。
マロンケーキの作り方
「なんでマロンケーキ?」と、思うかもしれません。
先ほど書いたように十三夜には栗が供えられます。
普通に、栗だけを供えることもできますが、一工夫してマロンケーキを作ってみるのはいかがでしょうか?
マロンケーキの作り方
材料
バター 200g
砂糖 80g
卵 3個
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 小3
牛乳 1/3カップ
栗のシロップ 大3
ブランデー 大3
栗の甘露煮 400g
- 小麦粉とベーキングパウダーを混ぜて2度ふるいにかけます。
- 栗400gのうち8個を半分に切ります。(飾り用)
残りは細かく切り分けて、その後小麦200gのうち大2を振りかけます。
- 型に紙をしいておきます。
- ボールにバターを入れて、クリーム状になるようにします。
- そのバターに砂糖を3回に分けて入れてよく混ぜます。(混ぜるとき空気が入るように混ぜます。)
- その後、溶き卵を3回に分けて加えてよく混ぜます。
- 6に1の小麦後と牛乳と栗のシロップとブランデーと細かくした栗を混ぜます。
- 型に流し込みその上に8つの切ったくりを飾ります。
- オーブンを200度に温めておき、8を入れて10分焼きその後180度に温度を落として20分ほど焼いて感性です。
まとめ
いかがでしょうか、みなさん?
今年もあと2ヶ月ほどで十三夜が来ます。
良い準備をして、良い月見を楽しみたいものです。