中秋の名月で食べるものと言えば、ずばり!「月見団子」でしょう!
月見団子は米で作られています。
どうして米かというと、収穫を祈るという意味があります。
白く丸い団子は満月を模していて、収穫、結実、健康、幸福を祈ります。
しかし、この月見団子地域によって違いがあります。
地域別の月見団子
では地域ごとにどんな違いがあるのでしょうか?
静岡県中部では月見団子を「へそもち」と言います。
形は丸いですが真ん中が凹んでいます。
赤血球みたいな形をしています。
長野県長野市では「おはぎ」を食べるのが習慣になっています。
長野県茅野市では「のたもち」を食べます。
のたもちとはつぶした枝豆のおはぎです。
和歌山県田辺市では「月見団子」を食べますが、形が丸ではなくサトイモの形をしています。
高知県南国氏では「かしわ餅」を食べます。
場所によって習慣が違いますね。
また場所によっては収穫を感謝するという意味でサトイモやサツマイモを供える場所もあります。
月見団子の作り方
ここで月見団子の基本的な作り方を紹介します。
材料は
- 上新粉 300g
- 熱湯220㏄~230㏄です。
作り方を見ていきましょう。
- ボウルに上新粉を入れて、その上に熱湯を加えます。
- 耳たぶくらいの固さになるまでよくこねます。
お好みで砂糖を加えて下さい。
熱湯を注ぎこみますから、最初は熱いです。
最初は箸でまぜ、冷めたら手でこねましょう。
- 耳たぶくくらいの固さになったら棒状にのばします。
きれいは棒状になったら包丁を使って15等分にします。
一つ一つきれいに丸めていきます。
- ナベに八分目まで水を入れてお湯を沸かします。
- 水が沸騰したら丸めた生地を入れて3~4分茹でます。
- 団子が浮いてきたら、順次すくいあげて冷水に入れてよく冷やします。
- 少し風に当てると「てり」が出ます。
うちわを使って扇ぐと良いでしょう。
基本的な月見団子の作り方は上述の通りです。
もし、団子に色を付けたい場合は、黒糖を使ったり、食紅を水で溶いて加えることができます。
黒糖を使えば茶色の団子を作ることができますし、食紅を使えばピンク色と団子を作ることができます。
お好みで試してみてくださいね。
月見団子の数は15個?
十五夜の場合の月見団子の数は15個です。
一段目に9個団子(3×3)を並べます。
その上に4個(2×2)、そして最上部に2つ並べます。
このよう形で月見団子を供えます。
どうして、月見団子のほかに「ススキ」を飾るのでしょうか?
それは、ただ単にススキが稲穂に似ているからです。
また、ススキは魔除けの効果があると考えられていました。
例えば、昔はススキを軒先につるすと1年間病気をしないと考えられていました。
月見団子の食べ方
みなさんは月見団子、その後どのように食べますか?
そのままという人もいることでしょう。
しかし、一工夫でよりおいしく食べることができます。
例えば黄粉をつけることができます。
あるいは餡をつけて食べることもできます。
その他に焼いて塩味なんていかがですか?
みそもおいしいかもしれません。
煮物に落とすこともできますし、八宝菜に加えることもできます。
また、アイククリームと一緒に食べることもできます。
アレンジの方法はたくさんあります。
まとめ
今年はどのようにお月見を楽しみますか?
窓辺にテーブルを置いて楽しみますか?
それとも庭にガーデンテーブルを置いて楽しみますか?
ベランダにテーブルを出してもいいかもしれません。
美しい月を見ながら月見酒なんて情緒があっていいですね。
月やお供え物を見ながら夕食や晩酌をし、最後に月見団子のデザートを堪能することもできます。
ロウソクやキャンドルをうまく使うとロマンチックな中秋の名月を楽しむことができます。