お彼岸はいつですか?
お彼岸は年に2回、春分の季節と秋分の季節にあります。
春分の日(3月21日)を中日に前後合わせて7日間と、秋分の日(9月23日)を中日に前後合わせて7日間です。
基本的にこの期間の中であればどの日でも大丈夫ですが、一般的に休日である中日に家族そろってお墓参りすることが多いようです。
(現実には、あなたの気持ち次第でいつでもお墓参りはできますよね。)
今回はそのお墓参りのマナーについて調べてみました。
お墓参りの作法、マナー
どんな点を注意してお墓参りができるでしょうか?
まず、服装ですが、特に決まりごとはありません。
普通のお彼岸のお墓参りでは地味目の普段着で大丈夫でしょう。
極端に派手なものや匂いの強い香水は避けた方がいいでしょう。
法要の場合には礼服で行ってくださいね。
お墓参りのための持ち物は、お線香、ろうそく、マッチかライター、数珠、お花、お供え物、手桶、ひしゃく、タワシ、歯ブラシ、ホウキ、バケツ、雑巾、ゴミ袋、軍手などを持参すると便利です。
お墓についたらまず掃除の前に手を合わせましょう。
次に、掃除をします。雑草があればきれいに抜き取りましょう。
落ちているゴミも拾いゴミ袋に捨てましょう。
墓石に水をかけて、タワシできれいに掃除をし、細かいところは歯ブラシで磨きましょう。
雑巾できれいに水気をふき取り、掃除は完了です。
墓石に水をかけて清め、お花とお供え物を供えます。
お墓に手を合わせましょう。
最後に忘れ物の内容にチェックして帰りましょう。
時間に関しても特にルールがあるわけではありませんが、一般的に午前中に来ることが多いようです。
お布施に関して
次にお布施に関して書きますね。
通常のお墓参りの場合にはお布施は必要ありません。
もちろん、個人的にお寺にお布施を払うことはできます。
自分の気持ちに従ってください。
ただし、法要が関係する場合は別です。
お寺が開催するお彼岸法要に参加する場合は3000円~10000円です。
個別に法要を行う場合は30000円~50000円と考えられています。
個別の法要の場合には交通費も関係します。
お寺からご自宅までの距離にもよりますが、概ねお車代として3000円~5000円です。
お布施に関することですが、水引の無い白い封筒を準備することができます。
(郵便番号の枠の無い白い封筒です。)
表書きは「御布施」とか「お布施」と書くことができます。
交通費はまた別の封筒を用意しましょう。
表書きは「御車代」と書くことができます。
お寺が開催する法要の場合には受付でお布施を渡すことができます。
個別に法要を行う場合には、直接手渡しは失礼なこととされています。
それで、手で直接渡さずに、小さなお盆にのせてお布施を渡すことができます。
法要とは何か
「法要」とは何でしょうか?
法要とは故人の供養を行うことです。
初七日、四十九日、の法要を追善供養と言います。
その後の忌明け後の供養を年忌法要と言います。
一年目、三年目、七年目などの節目となる年ごとに行われて、三十三回か五十回忌まで営まれることがあります。
法要と通常のお墓参りは別物です。
もちろん、お墓参りでも故人の供養を行うわけですが、法要のときはもっと思いを込めて供養がなされます。
まとめ
日本では基本的に4回お墓参りの機会があります。
お彼岸に2回と、お盆に2回です。
でも、肝心なのは、お彼岸だからお墓参りをするのでしょうか?
お盆だからお墓参りするのでしょうか?
それとも気持ちがあるからお墓参りするのでしょうか?
やはり、気持ちが第一でありたいものです。
忙しい日々を過ごしていると、感謝の気持ちをついつい忘れてしまうかもしれません。
亡くなった故人はあなたに対してどんな愛情を示していましたか?
亡くなった故人に対してあなたはどんな恩を感じますか?
いつまでも、感謝の気持ちは忘れないでいたいものです。