日本でもすっかり恒例になったハロウィンですが、そもそもはヨーロッパを起源とする民族が行っていた行事です。
「おばけや魔女の仮装」のイメージが強いですが、どうしておばけやゾンビなど怖いイメージの仮装をするのか知っていますか?
その由来と、そもそもハロウィンとは何をする行事なのか、外国での慣習、そして日本でのハロウィンの楽しみ方あれこれを調べてみました。
そもそもハロウィンって何?どんな起源や由来があるの?
「ハロウィン」というとみんなで集まって仮装したり、子どもがお菓子をもらったりするお祭りのようなイメージがあると思いますが、実はハロウィンは、日本の行事で置き換えると「お盆」と「大晦日」をミックスした感じの行事なのです。
かなりイメージが違いますね。
そもそも「ハロウィン」とはヨーロッパ起源の古代ケルトに由来する行事です。
古代ケルトでの一年は11月1日が始まりでした。
日本の1月1日、元旦にあたります。
その前日の大晦日である10月31日、古代ケルトではこの日の夜、自分たちの祖先の霊が霊界から里帰りして来ると信じられていました。
そこで祖先が迷わず帰って来られるように、カボチャで作ったランタンに火を灯して道しるべにしたのです。
日本でもお盆に迎え火を焚く慣習がありますね。
また祖先の霊と一緒に悪霊や魔女もついて来てしまうとされていたので、追い払うためにカボチャランタンの表情を怖くしたり、我が身を隠すために仮面をかぶったりして変装する、という慣習が残りました。
ここから現在の仮装に繋がるのですね。
ハロウィンを楽しむためには何が必要?仮装?お菓子?
ハロウィンといえば代表的なのは、やはりカボチャのランタン。
手作りが好きな方は、今年はぜひカボチャのランタンを作ってみてはどうでしょうか?
ハロウィン用のオレンジのカボチャは日本の緑色のカボチャと違って皮がやわらかいので、目や口などナイフで比較的簡単にくり抜けますよ。
ホームセンターなどで9月下旬辺りから販売されます。
もっと手軽に楽しみたい方は、100円ショップが便利です!
ハロウィンらしさを演出するインテリアグッズや、お菓子をラッピングする袋、紙皿や紙コップなどのパーティーグッズ、変装用のグッズなどたくさんの種類のグッズが店内に並びます。
時期が近付いてきたら一度のぞいてみると掘り出し物が見つかりそうです。
また小さな子どもがいるお宅なら、本場のハロウィンを真似した、ちょっとしたイベントを開くのはいかがでしょうか。
筆者は自分の子どもが幼稚園に通っていた頃に、近所の同じ幼稚園に通っている子どものお家数件と打ち合わせてハロウィンイベントをしたことがあります。
子ども達に変装させて、それぞれのお家を廻って「トリックオアトリート(お菓子くれなきゃイタズラするぞ)!」と言ったらお菓子がもらえるよと教え、私たちは自宅でお菓子を用意して待っているというものでした。
その時撮った写真を見ると、みんなお菓子をたくさんもらえて上機嫌なので笑顔が可愛くて、良い思い出になっていますよ。
ハロウィンのイベントに参加したい!どんなイベントがあるの?
ハロウィンといえばやっぱり仮装!大きなイベントが全国各地で行われているので、参加してみてはいかがでしょうか?
日本である主なハロウィンパーティーをいくつかご紹介します。
・カワサキ ハロウィン(神奈川県川崎市)
公式HP http://lacittadella.co.jp/halloween/
今年(2015年)で19回目。国内最大級のハロウィンイベント。
10月末の一週間に渡り、同地にてたくさんのイベントが開催されます。
もちろんパレードもあります。毎年高クオリティの仮装をする人がたくさん参加しています。中には準備期間に1年以上かける人も!
・神楽坂化け猫フェスティバル
神楽坂は小説「吾輩は猫である」で知られる夏目漱石が愛した土地であることから、猫にちなんだ仮装をした人だけが参加できるパレードが開催されています。
有料で化け猫メイクをしてくれます。猫好きなら是非行って見たいイベントですね!
・ディズニーハロウィーン
公式HP http://www.tokyodisneyresort.jp/special/tdl_halloween_kaso/
9月10月のほぼ2か月に渡り、東京ディズニーランド・ディズニーシーで行われます。
定められた仮装期間中はディズニーキャラクターの全身フル仮装をすることができ、キャラクターになりきってパークを練り歩くことができます!
パーク内にディズニーキャラクターがあふれますよ!!
東京近辺のイベントのみご紹介しましたが、地方各地でも10月末にはいろんなイベントが開催されています。
もちろん自分が仮装を楽しむのもいいし、凝りに凝りまくった仮装を見るだけでも楽しそうですよね!
パレードだけなら無料のイベントも多いので、お気軽に散歩気分で行ってみても楽しめそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
ハロウィンの由来が実は日本のお盆や大晦日に近い行事だったなんて、意外でしたね。
怖い感じの仮装は、悪霊から身を守るための変装の慣習が残ったものだったのですね。
しかし日本ではもっとお祭り気分で、100円ショップなどでも気軽に楽しめるイベントです。
さまざまな楽しみ方があるので、自分らしいハロウィンの楽しみ方を見つけてくださいね。