お盆の時にお香典を持って行くことがあるかもしれません。
「いくら包みますか?」
なかなか悩ましいポイントですよね~。
人には聞きづらいかもしれませんし、みんながどれくらい包んでいるかも気になるところです。
それで、今回はその「お香典の相場」について調べてみました。
初盆、新盆について
お香典の相場について書きたいと思いますが、
そのためには「初盆、新盆」という言葉の意味を知る必要があります。
初盆、新盆と普通のいわゆるお盆は違うのです。
どう違うのかというと、初盆、新盆とは四十九日法要が終わって初めて迎えるお盆のことです。
相場に関してですが、特にルールはありません。
念頭に置くべきは、故人に対する情、感謝の気持ちです。
参考までに、初盆、新盆のときには1万円を包むのが相場とされています。
それ以降は2~3千円とされています。
Youtubeの動画もありましたので確認してください。
お金を包む袋には頭書きとして「御仏前」と書いたりします。
のし紙の水引に関して注意が必要です。
なぜなら、地域によって色が異なるからです。
関東の場合には黒白ですが、関西では黄白が一般的とされています。
お香典とは何でしょうか?
お香典とは仏式等の葬式などで、死者の霊前等に供える金品、
現金を祝儀用ののし袋に包んだものです。
「香」の字は香、線香の代わりに供えるという意味で「典」とは霊前に供える金品を意味します。
僧侶への「お布施」に関しても触れておきますね。
袋の頭書きには「御布施」とか「御盆礼」と書きます。
そして、初盆、新盆の場合には1万円~3万円で、
普段のお盆の場合は3千円~1万円とされています。
お金以外のお供え物
もちろんお金以外の物をお供え物にすることができます。
どんなものを供えることができますか?
- 焼き菓子
- お饅頭
- 焼き海苔
- カップ麺
- スナック菓子
- 缶ジュース
- 砂糖
- 昆布
- ゼリー
- 羊羹
などです。
一般的にゼリーが多いようです。
念頭に置きたい点は長持ちするものが喜ばれます。
のしの頭書きには「御供」と書きます。
相場は5千円~1万円です。
お盆の時には盆棚を飾ります。
盆棚は精霊棚とも呼ばれており地域や宗派によって形式が異なります。
また灯籠も用います。
初盆、新盆では白提灯が一般的に使われています。
使用後は送り火で燃やすかあるいはお寺に納めて供養してもらいます。
お返しについて
初盆、新盆の法要に参列していただいた方へのお返しについて書きます。
初盆、新盆に参列していただいた際に会食があれば、
その食事がお返しとみなされます。
たとえ、会食がなくてもお弁当や飲み物を持って帰っていただくこともできます。
このようにお返しすることもできますが、他の方法もあります。
その他の「品物」を送るのです。
お茶とかそうめん、水菓子が定番です。
頭書きには「志」とか「初盆志」、「新盆志』と書きます。
御供物をいただいた場合にはお礼状と共に引出物を送ります。
相場は御供物の1/3~1/2とされています。
場合によってはお礼状のみという場合もあります。
お盆のための準備
お盆には何がなされるのでしょうか?
簡単に言えば友人、知人を招き、僧侶による読経と参列者による焼香そして精進料理です。
それで、僧侶は1ケ月以上前に予約をしましょう。
盆棚、精霊棚に関しては8月12日ぐらいには飾るようにしましょう。
盆花を飾りますが、これは地方によって異なります。
住んでいる地域の慣習に従いましょう。
一般的には、ほおずき、栗の華、ガマの穂、枝豆、サトイモ、アワ、みそはぎなどです。
棚を飾り、中央に位牌を飾ります。
仏茶器、仏飯器、高杯、燭台、香炉、鈴を飾ります。
その他に「キュウリの馬とナスの牛」をつくります。
意味は馬に乗って一刻も早くお越しくださいという気持ちと、
滞在後、牛に乗ってのんびりお帰り下さいという気持ちを表します。
まとめ
今回はお香典やお供え物について書きました。
お香典という言葉には意味があります。
その相場に関しても初盆、新盆か普通のお盆かによって異なることも学びました。
参考にしてくださいね。
また、お返しについても考えることができました。
日本の風習はなかなか複雑ですね。
しかし、こうして見るとやはり感謝の心が大切なような気がします。
考えさせられました。