お盆とお彼岸って同じようなことするけど何が違うんだろう・・・。
ということで今回はお盆とお彼岸のちがいについて取り上げてみます。
両方とも似たような感じがしますね。
なぜなら、両方ともお墓参りをしますし、ご先祖の供養をします。
一体どんな違いがあるのでしょうか?
その点を記事にしますね。
お盆とお彼岸の違い
「お盆」は、ご先祖さまがこちらの世界へ帰ってくる日で、
お墓参りをしてご先祖さまを敬う日と考えれらています。
「お彼岸」は、神様の世界、「極楽浄土」が私たちの世界と一番近くなる日で、
またご先祖さまを敬う日とされています。
ですから、どちらの日もお墓参りをし、先祖を供養するわけですね。
「お盆」は日本の文化と混ざり合った習慣で、「お彼岸」は日本独自の風習です。
「お彼岸」がなぜ春分と秋分の日の前後3日間で行われるのかというと、
春分の日と秋分の日は真西に沈みます。
極楽浄土は西にあると信じられており、
この日に最も私たちの世界に近づくと考えれているわけです。
「お彼岸」はサンスクリット語の「パーラミター」の意訳「到彼岸」が語源とされています。
彼岸という言葉は仏教用語でいう涅槃(ねはん)や極楽を表しており、
逆に私たちの世界を此岸(しがん)と言います。
「お盆」はサンスクリット語の「ウランバナ」の語写語「盂蘭盆(うらぼん)」から来ています。
「お彼岸」では、ぼたもち、おはぎが供えられます。
その他の特徴としては。日本では気候を表す慣用句として用いられています。
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句を誰でも効いたことがあると思います。
残暑も残寒も彼岸まででその後は和らぐという意味です。
お盆に関連した催し物
日本にはお盆に関連した様々なお祭りなどの催し物があります。
毛馬内の盆踊り
秋田県鹿角市十和田毛馬内で行われるお祭りです。
1998年12月16日に国の重要無形民俗文化財に指定されている盆踊りです。
毎年8月21日~23日に催されます。
太鼓と笛で踊る「大の坂」と無伴奏で唄のみで踊る「甚句」で構成されています。
踊り手の衣装は一般に男性は紋付等の着物に水色のケダシ、
女性は留袖、訪問着等にとき色のケダシです。
男女ともに手拭い(豆しぼり)で頬被りをする特徴があります。
また、着物をはしょり、帯下に黄色のシゴキを巻く特徴もあります。
独特の頬被りはかつて藩境で争い事が多く、婦女の略奪等を避けるために用いられていました。
現在ではその名残が残っているとのことです。
大太鼓は直径が1m、長さが2mあり重さは32kgです。
馬の皮が使用されています。
その重さのために打ち手と持ち手2人がかりで運ばれ、たたかれます。
なんと周囲4㎞ほど音が鳴り響き、盆踊りが始まったことを知らせます。
木更津港まつり
1948年に先覚者の慰霊を目的として始められたお祭りです。
8月14日にやっさいもっさい踊り大会があり、翌日15日に花火大会があります。
いつもこの2部構成です。
花火大会に関しては、今年は約1万発が打ち上げられる予定です。
五山送り火
8月16日に京都府京都市左京区にある如意ヶ獄(大文字山)などで行われるかかり火です。
葵祭、祇園祭、時代祭りと共に京都四大行事の1つとされています。
5か所でかかり火が灯されます。
大文字では20:00に、松ヶ崎妙法では20:05に、船形方灯籠では20:10に、
左大文字では20:15に、鳥居形松明では20:20に点火されます。
つまり20:00から5分後とに点火されるわけです。
以上の五山で炎が上がり死者の霊があの世へ送り出されると考えられています。
まとめ
いかがでしょうか、みなさん?
今回は「お盆」と「お彼岸」について書きました。
両方ともお墓参りをし、先祖を供養するという点では共通のところがあります。
しかし、細かいところを見ていくとそれぞれに違いがあることがわかります。
また、調べていくとお盆やお彼岸に関連した催し物が日本全国にあることがわかります。
それぞれの意味を知るとまた違った視点でこのお祭りを見ることができますね。