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RSウイルスの予防法、赤ちゃんにとってはインフルエンザより怖い!

季節

 

「RSウイルス感染症」という病名を聞いたことはありますか?

聞いたことがないという人も多いと思います。

RSウイルス感染症は、毎年話題になるインフルエンザほど広くその名を知られてはいません。

しかし乳幼児、特に生後6か月以下の小さい赤ちゃんにとっては、場合によってはインフルエンザより注意しなければならない病気なのです。

小さい赤ちゃんを育てているママの中でもし「RSウイルス感染症」という病名を初めて聞く人がいたら、ぜひ勉強して予備知識を蓄え、赤ちゃんを守ってあげてくださいね。

 

 

 

RSウイルスはどのように感染するの?

 

RSウイルス感染症とは、RSウイルスが感染することによってかかる呼吸器感染症(風邪)です。

症状は他の風邪とよく似ていますが、特にゼーゼーという喘鳴がすること、また鼻水がひどくなるのが特徴です。

 

ウイルスは患者のタンや鼻水、唾液に存在しているので、患者の咳やくしゃみなどで空中に飛び散ったウイルスを吸い込むと感染します(飛沫感染)。

そしてそれらに触れた手指や衣服にもウイルスは潜んでいます。また患者が触れたおもちゃやコップなど道具からも感染します。

ウイルスは、手指には30分、おもちゃなど道具には5~6時間残ります。

病気が治った後でも3週間以上ウイルスが体内に留まることもあり、非常に感染力の強いウイルスです。

 

 

 

RSウイルスに感染しないために・・・予防法

 

RSウイルスは、赤ちゃんが生まれて初めての冬に全体の2/3がかかり、2歳までにほぼ100%がかかると言われているほどポピュラーなウイルスです。

予防のワクチンもないため、一生完全にかからないようにするのは難しいです。

母親の免疫も効果がないため、母乳をあげていても感染を防げません。

 

このようにほぼ逃れようがないといっても過言ではないRSウイルスですが、できるだけ低月齢期の感染を防ぐようにして重症化を防ぐことが大事です。

体が大きくなって抵抗力がつくまでの間だけでもできるだけ予防してあげましょう。

それでは、どのようにしたら赤ちゃんをRSウイルスから守れるのでしょうか?

予防法をまとめました。

 

 

 

流行時期は人混みに出かけない

 

流行の時期は毎年10月から2月、3月にかけて、再流行期は11月から1月の間です。

この時期に0歳の赤ちゃんを連れてお出かけする時は人混みを避けましょう。

例えば、もし初詣に行くのであれば人気のスポットを避け、参拝客の少ない場所を選んでお参りしましょう。

 

 

 

咳をしている人との接触を避ける

 

RSウイルス感染症は年齢と共に軽症化し、小学生くらいになると普通の風邪と見分けがつきにくくなります。

それなので、軽い症状であっても咳をしている人には近づかないようにして、特に赤ちゃんを触ることは控えてもらいましょう。

気を付けたいのは、きょうだいなど家族からの感染。

子供は学校など集団生活から菌を家に持ち込みやすいものです。

赤ちゃんのいる家庭では家族全員、外から帰ってきたら必ずうがいと手洗いを徹底しましょう。

 

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タバコの煙を吸わせないように気を付ける

 

これはもはや常識の範疇ですが、小さい子供にタバコの煙を吸わせないようにしましょう。

タバコの煙は子供の気道を荒らすので、RSウイルス感染の要因になります。

受動喫煙を避けるためタバコを吸っている大人からは離れるようにしましょう。

家族は赤ちゃんの前でタバコを吸わないように気を付けましょう。

 

 

 

保育所に通っている赤ちゃんには細心の注意を払う

 

感染予防という面から考えると、子供がたくさん集まる保育所は病気をもらいやすい環境であることは確かです。

かといって仕事の忙しい家庭にとっては、冬の間ずっと保育所を休むという対処法は現実的ではありません。

しかしRSウイルスは小さい赤ちゃんがかかると重症化しやすい危険があることもまた事実なのです。

やむをえず月齢の低い赤ちゃんを冬の保育所に預ける場合は、いつも以上に赤ちゃんの様子を観察してください。

ちょっとでも様子がおかしかったらいつでも手を打てる状態にスタンバイしておきましょう。

 

 

 

まとめ

このようにRSウイルスはとても感染力が強く、ウイルスは目や鼻の粘膜からも侵入するので、マスクをしても完全には防ぎきれません。

きょうだいがいる、または保育所を利用している赤ちゃんにとっては完全に予防するのは難しいかも知れません。

 

もしRSウイルスに感染しても重症化させないために、睡眠をしっかり取らせる、母乳やミルクなどの栄養を十分に与えるなどの、赤ちゃん自身の抵抗力をつけることも対処法の1つになりそうですね。

 

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